■エキゾスカウト（MJ艦載機・長距離特殊偵察機）■

【全長】14.6m
【速度】マッハ3.2（空中） 100km/時（水中）

エキゾスカウトは、マイティジャックの誇る、電子装備満載の長距離特殊偵察機。MJの艦載機としては唯一、第11話で殉職者を出した航空機である（第4話のイスマール・ギムとピブリダーの特攻は殉職とはせず除外）。

このショットは、第1話で天田副長と源田隊員が乗るエキゾスカウト。写真の通り、海中から直接空中へ発進できる性能を持つ。
このような水中からの発進パターンと、大きな推進力を彷彿とさせる映像は、テレビシリーズで、同じく筆者が子どもの頃にハマリまくった「原子力潜水艦シービュー号」のフライングサブに似ている。
超兵器という視点から見ると、海中から有無を言わさず発進するパターンというのは、別段、円谷の親父さんが、シービューに影響されて真似をしたものとは、あらたのは思わない。
たしかに、円谷の親父さんは、サンダーバードの撮影スタジオを見学したり、海外の特撮番組も熱心に研究していたのには違いないと思うけど。

このショットは、同じく第1話で、MJ号に帰投するエキゾスカウトの着艦シーン。充分にMJ号の巨大さが表現できていて、秀逸なシーンと言えると思う。
CGを使わないワイヤーライブアクションでの、この品質が、子供の人気を大きく支えたと思うが、大人向け番組としてのMJでは、やはりいま見直しても、当時の大人の需要に応えうる内容では無かった・・・
と言うことを、当時のその視聴率の低さが表しているし、DVDで反芻しながら、回を追うごとに実感する。
あらたのは、マイティジャックという作品は、タイムカプセルだと思っている。円谷の親父さんが、当時「大人向けに。」と考えた未来志向は、実は、いま熟年になった僕たちへの熱いメッセージとして捉えられると思うのだ。

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