■士郎正宗著～「アップルシード（４）」　青心社刊■

言わずと知れた、士郎正宗氏の名作、アップルシードの青心社刊です。

4巻まで持っていましたが、(1)～(3)までは、某友人に貸したら、そのまま友人ごと、帰ってこなくなりました。（返してね～！）これが残った第４巻。

士郎正宗氏の作品には、大きく共鳴できるところが数多くあります。１巻は上記の通り、無くしたので、正確には覚えていませんが、デュナンの以下のような言葉がありました。

「自分で檻を作って、自分で檻に入る変わった動物だから。」だったかな。人間のことです。

これは、雲を突くオリンポスの高層建造物を眺めながら、空を飛んでいるときに、デュナンがポロッと吐いた言葉だったと思います。

この4巻にも、冒頭にこんな言葉があります。

科学技術との共存がもはや否定できない今、
いかに善くこれを駆使し、何を避けるべきかを知るしかない。
それ（コントロール）ができず、感情論に走って、
科学技術の進展を妨げたり、逆に暴走を許したりすれば、
我々は遠からず、地球ごと滅亡するだろう。

まさにその通りです。いまさら科学を否定するのはナンセンスです。しかし安全神話はくずれて、今や科学は、コントロールする人間の変革に全てが委ねられているのでしょう。ね・・・

って、誰？クスクス笑ってるの！え？世の中バイオロイドだけで良いって？バカ！

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