あらたのは、小中高校と、通算8年間、放送部で通してきた人間である。
特に高校は、明治開校の工業高校で、放送部は、全国NHK杯にアナウンス部門やラジオ作品部門で、何度か出場し歴史を刻んでおり、放送部については、ある意味「名門」だった。
その質を落としてきたのが、先輩から受け継いだ我々の世代だったので、大きな事は言えないが、そりゃあもう、発音練習などは苛烈を極めた。あらたのは、部活では「アナウンス部門」ではなく、「企画部門」と言って、朝や昼の放送の原稿を書く担当だったにもかかわらず。である。
その当時から、鼻濁音など、通常の読み上げ原稿にはない記号が列挙された文書を厳しく読まされたから、今となっては、NHKのみならず民放も含めたアナウンサーの実力には、不満がかなりあるのである。
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